〜 一枚への拘り 〜

2008.9.2(火)



番外編として本編にシンクロしてコラムで。



今回の大反響となりそうな「汽車が来る」

あれ について


最初は本当に輝く棚下で撮影するつもりでした。

んで悩んだのがこれ

作例A

これは 手前の案山子よりやや奥にピントを置いて絞り22で
被写界深度を深くし、手前から奥までピントを合わせています。

これで汽車が来ればそれなりに絵にはなりそうですが個人的にNGなのが比率

鳥避けと汽車の比率が5:5になってしまい写真として中途半端


仮にここに汽車が写っていたとしたら貴方は汽車・網 どちらに目がいきますか?

僕の場合は両方視界に入ってしまう


以前にもコラムで書きましたが5:5の場合どっちを撮りたっかたのか?

写真としてイマイチに感じる


作例B

っで絞りを開放にして被写界深度を浅くして手前のみにピントを置く

これならまず 案山子に視点がいき その後に背景に写る汽車に


まぁ細かい事を言えばまだ×2あるんですけどね

例えばタイトルを「見送った夏」なんてすれば中央の案山子が主人公なので

もう少し右側に配置して汽車を左の方まで走らせるとか



ちなみに手前ではなく奥のみにピントを置くと

作例C

こうなります。

これはこれで?

う〜ん これだったらもう少し橋を上部ではなく中央に配置してもう少し空へ向ければバランスがとれる?

上手く言えないですが ただ手前に田んぼを入れました的なのはNG


ここまで拘っていて何故撮らなかったのか?


それは僕の鉄道写真は趣味だから♪

実はこの周辺には予想以上に沢山の方々(十数名)がいました。

と言ってもほとんどの方が知人ですが


僕はあんまり皆と写真撮るのは好きじゃないんですよ

別に人間嫌いな訳じゃありません。

色んな雑談とかするのは大好きなのでいつも色んな方々とお話してます


でも皆同じ場所で同じ写真撮って面白い?

僕が撮らなくても皆様が綺麗に撮影してくれれば良い。


ならここで僕が撮影しなくても(^ ^)

昔からの悪いクセかもしれません



それで急遽、場所変えちゃいました。

先日に同じ場所で曇りの時に撮っているし


とまぁそんな理由でした。


鉄道写真は楽しいから撮影してます(^ ^)

だからあの日は本当に楽しかったですよ(>▽<)


皆が撮らない絵だから写真が面白い

それが今の僕のコンセプトです(_ _)


ちなみに「花火」は

本音で語らせて頂きますとほとんどの方が「花火を撮れない」から撮影してます。

花火師が丹精込めて作った花火をありのままに写す

これだけの事が一番難しい


日々、その本物に近づけるように試行錯誤の連続です(^ ^)



以上、長文になりましたが

番外編、一枚への拘りでした。


これからも皆様の素晴らしい写真を楽しみにしてます(^ ^)ノ







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